適度な飲酒量知っていますか?

(2022/12/08 掲載)

早くも師走。お酒を飲む機会が増える年末年始が近づいてきました。適度な飲酒で、楽しく過ごしましょう。

●適度な飲酒量とは?

厚生労働省が掲げる、健康寿命の延伸及び生活の質の向上を目指した国民的運動の「健康日本21(第1次)」では、1日の節度ある飲酒量を、平均純アルコール20g程度と定義しています。
過度な飲酒は、がんや心筋梗塞、くも膜下出血、肝硬変、認知症、アルコール依存症などの病気の原因になると言われています。

●純アルコール20gとは?

ビール中瓶1本・日本酒1合・チューハイ(7%)350ml 1缶・ウィスキーダブル1杯に相当します。

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通常、純アルコール量は、グラム(g)で表されます。
 純アルコール量(g)=酒の量(mL) × 度数または% / 100 × 0.8
 5%のビール ロング缶1本(500mL)の場合、500(mL) × 0.05 × 0.8 = 20(g)となります

●女性は男性よりも少ない量が適量です!

一般に女性は男性に比べてアルコール分解速度が遅いため、体重あたり同じ量だけ飲酒をすると、臓器障害を起こしやすいことも知られています。これらの理由から女性の飲酒量は男性に比べて少なくすることが推奨されています。男性の半分程度(10g程度)以下が望ましいと言われています。
また、一日に摂取する純アルコール量が10g増えるごとに、乳がんのリスクが7.1%増えると言われています。

●少量の飲酒で顔が赤くなる方は飲酒量を控えましょう!

お酒を飲むと顔が赤くなる方がいると思います。ビールコップ1杯程度の少量の飲酒で起きる、顔面紅潮・吐き気・動悸・眠気・頭痛などの反応をフラッシング反応と呼んでいます。フラッシング反応を起こす方はそうでない方に比べて有毒なアセトアルデヒドの血中濃度が高くなり、アルコールの分解が遅れることが説明されています。がんのリスク等も踏まえて、飲酒後にフラッシング反応を起こす方は飲酒量を控えることが推奨されています。飲めないのに無理して飲むことはやめましょう。

●65歳以上の高齢者の方は少量の飲酒を!

年齢を重ねていくことで、アルコールの分解速度が下がることや、血中濃度が高くないにもかかわらず酔い方がひどくなることなどが示唆されています。 

自分にとっての適度な飲酒ペース・適度な飲酒量を知り、楽しくお酒を飲みましょう。

詳細はこちらのリンクをご覧ください。
 健康づくり応援団ホームページ「健康的な生活習慣のポイント・飲酒」
関連リンク
 厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット 

問合せ 藤沢市健康づくり課(TEL:0466-50-8430)