吸う人も吸わない人も みんなで知ろう タバコのこと
タバコ事情と禁煙支援について知ろう!
(2023/05/11 掲載)
5月31日は世界禁煙デー、5月31日~6月6日までは禁煙週間です。これを機にタバコについて考えてみませんか?
●タバコの害について
タバコの煙には200種類以上の有害物質が含まれています。厚生労働省(健康日本21(第2次)の推進に関する参考資料 平成24年7月)によると、喫煙が原因のがんや心臓病などにより死亡する人は日本で年間約12~13万人いるといわれています。また、喫煙者が吸いこむ主流煙よりも、周りにいる人が吸う、タバコから出る煙=副流煙のほうが、有害物質の濃度が高いことがわかっており、日本では受動喫煙が原因で年間1万5千人が死亡するといわれています。
●藤沢市の現状について
藤沢市健康増進計画(第2次)の中間評価(平成30年)では、市内の成人喫煙率(20~39歳)は男性が24.5%、女性が4.3%となっており、目標値である「0%に近づける」には到達しておらず、10代と同居している家族の喫煙率は子どもの年齢が上がるにつれ、増加しています。
●喫煙の際は、望まない受動喫煙を生じさせないよう周囲に配慮する義務があります
健康増進法の改正(令和2年)に伴い、「何人も、喫煙をする際、望まない受動喫煙を生じさせることがないよう周囲の状況に配慮しなければならない」と定められています。また、「藤沢市きれいで住みよい環境づくり条例」により、市内全駅周辺が路上喫煙禁止区域となっています。
●新型タバコについて
最近、タバコの話題でよく挙げられる新型タバコには、「加熱式タバコ」と「電子タバコ」の2種類があり、新型タバコとまとめていっていますが、これらは別物です。
加熱式タバコは、タバコの葉を低温で加熱し、発生した蒸気を吸うもので、「タバコ製品」と位置づけられています。一酸化炭素は出ず、タール成分の発生も抑えられていますが、発生する蒸気にはニコチンや有害物質が含まれており、呼出煙(タバコを吸っている人が吐く息)による周囲への影響もあります。
電子タバコはタバコとは別のもので、簡単に言うと「液体を蒸発させて、水蒸気を吸うもの」です。日本国内では、ニコチン入りの液体を使ったものは販売が禁止されています。しかしながら、海外ではニコチン入りのものも売られており、インターネットや海外で購入する製品の中ではニコチン入りも含まれるので、注意が必要です。
これらのことから、紙巻タバコから新型タバコに切り替えても健康に悪影響があるため、禁煙することをおすすめします。
●禁煙したいあなたを応援します!
禁煙したいけどうまくいかない、お悩みの方をサポートします。禁煙相談を電話や窓口にて随時実施しています。相談時、希望者にはタバコに関する各種測定も行っております。ぜひご相談ください。
【問い合わせ】 健康づくり課 電話 0466-50-8430 FAX 0466-50-0668
●世界禁煙デー・禁煙週間キャンペーン啓発活動を実施します!
5月21日(日)10~16時ふじさわ産業フェスタ(秩父宮記念体育館)にて、医師・歯科医師・薬剤師による禁煙相談、受動喫煙防止に関する啓発活動を実施します。