40代からはじめる歯ぐきケア
歯ぐきケアはじめませんか?

(2023/06/09 掲載)

40代以降で歯を失う原因の第1位は「歯周病」です。いつまでも食事や会話を楽しむには歯周病予防が大切です!

●本当は怖い歯周病

歯周病は、歯垢(プラーク)に含まれる歯周病菌によって生じる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)に炎症が起こり、さらに進行すると歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。自覚症状が少なく、気がつかないうちに進行することから「沈黙の疾患」とも言われ、日本人の歯を失う原因の第1位は歯周病とされています。
また、近年の研究から歯周病による歯の喪失は、認知症や転倒のリスク、体の虚弱や低栄養とも関係のあることが明らかになってきています。

●歯周ポケットの黄色信号

0610hagukikea3歯と歯ぐきの間には、「歯周ポケット」と呼ばれる溝があります。健康な歯ぐきの場合、溝の深さは1~2mm程度ですが、磨き残しや不十分なブラッシングなどが原因で歯ぐきが炎症を起こすと、溝がだんだんと深くなっていきます。一般的に、歯周ポケットが4mmを超えると黄色信号と診断されます。
藤沢市の現状としては、4mm以上の歯周ポケットを有する方の割合が40歳代で50%以上に達するなど、年々増加の傾向がみられています。

 

●歯周病予防のポイントは歯ぐきケアにあり

0107shougatuhutori3 歯ブラシだけでは、歯の表面についた歯垢の60%程度しか汚れを 落とすことができません。歯周病は、歯と歯のすき間の歯ぐきといった歯ブラシでは難しい部分から進行しやすく、ケアには歯間清掃用具(デンタルフロスや歯間ブラシ)を使うことが効率的です。歯周病予防のポイントは歯ぐきのケアにあります!
藤沢市の現状としては、深い歯周ポケットがあるが、歯間清掃用具(デンタルフロスや歯間ブラシ)を使用していない方が50%に達するなど増加の傾向をみせています。歯周病予防を目的にしたセミナーも開催予定ですので、ご興味のある方はぜひご参加下さい。

 

【市民公開セミナー「40代からはじめる歯ぐきケア」】

40代以降で歯を失う原因の第1位は「歯周病」で、むし歯ではありません!
ミニセミナー「40代からはじめる歯ぐきケア」と体験実習「歯ぐきケア実践編」をとおして歯周病予防の大切さとケアの方法をお伝えしたいと思います。
いつまでも食事や会話を楽しむために、歯ぐきケアをはじめましょう!
●開催日:令和5年7月2日(日)10:00~12:00
●会場 :藤沢市保健所2階 健診予防接種室(鵠沼2131-1)
●定員と対象者:藤沢市民の方 30人(予約制・費用無料)
●お申込み方法:6月1日(木)9:00~ 
         健康づくり課へ電話・来所・FAXにて受付

 

【問い合わせ】 藤沢市健康づくり課 電話0466-50-8430 FAX0466-50-0668