喫煙は百害あって一利なし!!
日本人の平均寿命と健康寿命及びタバコについて知ってみよう!!
(2024/5/ 1 掲載)
5月31日は世界禁煙デー、5月31日~6月6日までは禁煙週間です。この機会にご自身、ご家族の健康について考えてみませんか?
●日本人の平均寿命と健康寿命について
WHO(世界保健機関)が発表した世界保健統計2023年版によると、日本人の平均寿命は84.3歳、世界第1位です(男性は81.5歳で、スイスの81.8歳に次いで2位。女性は86.9歳で1位)。そして健康寿命(日常生活に制限ない期間の平均)は74.1歳で、こちらも世界第1位です。(男性72.6歳、女性75.5歳で、男女共に1位)
●タバコの害について
国内で喫煙に関連する病気で亡くなった人は年間で12~13万人です。国内外の長年の研究によって、肺がんに限らず、喫煙はほとんどの部位のがんの原因になると言われています。
喫煙している本人がなりやすいがんの種類(科学的根拠が明らかなもの)出典:国立がん研究センター がん情報サービス たばことがん
がんの他にも、脳血管疾患や虚血性心疾患などの循環器疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの 呼吸器疾患、糖尿病、妊娠周産期の異常(早産、低出生体重児、死産、乳児死亡など)、歯周病など、さまざまな病気の原因にもなります。
タバコの煙にはニコチンや一酸化炭素、タールをはじめとする約5,300種類の化学物質、200種類以上の有害物質が含まれています。また、約70種類以上の発がん性物質が含まれています。
◆受動喫煙にご注意を!
<吸わない人も、知らないうちに「喫煙」しています>他の人が吸っているタバコの先から出る煙(副流煙)には、タバコを吸っている本人が口から直接吸い込む煙(主流煙)よりも、高い濃度の有害物質が含まれています。タバコを吸わない人が、他の人のタバコの煙を吸い込んでしまうことを「受動喫煙」と言います。
受動喫煙があると、タバコを吸わない人の体内からも、実際にタバコの煙の成分が検出されます。吸わない人も、自分の意思とは関係なく、喫煙している状態なのです。
受動喫煙による日本人の年間死亡者は、約1万5千人と推計されています。
◆20歳未満の喫煙を防止しよう!
20歳より前に喫煙を始めると、男性は8年、女性は10年も平均寿命が短くなってしまいます。(日本医師会HPより)
☆学校での喫煙防止教育など
小学生、中学生、高校生、大学生やその保護者の方々、学校関係者などを対象に、喫煙、受動喫煙を防ぐための健康教育を、依頼を受けて実施しています。
●世界禁煙デー・禁煙週間キャンペーン啓発活動を実施します!
5月26日(日)ふじさわ産業フェスタ(秩父宮記念体育館)にて、禁煙の必要性、タバコの害及び受動喫煙防止に関する啓発活動を予定しております。
●禁煙したいあなたを応援します!
藤沢市ではタバコに関する様々な取組を実施しています。
禁煙したいけどうまくいかない、お悩みの方をサポートします。禁煙相談を電話や窓口にて随時実施しています。相談時、希望者にはタバコに関する各種測定も行っております。ぜひご相談、ご活用ください。
【問い合わせ】 健康づくり課 電話 0466-50-8430 FAX 0466-50-0668